掲載インタビュー
Text by Tsunemaru Sato
1. 貴方達の情報を日本語以外で知ることは難しい思いますので、まずは貴方達の結成の経緯、バンドメンバー、パートを教えてください。
私たちは東京のmiaouという、インスト主体のバンドです。popでメランコリックな音楽を作っています。メンバーはtatsuki(Guitar)と、mayumi(Bass)、hiromi(Drums)のhasegawa姉妹の3人です。元々大学の音楽サークルで知り合った私とtatsukiが新しくバンドを始めようとして、私の姉を誘って、99年に結成しました。
2. 貴方達のバンド名の由来はなんですか?また、Miaouと言う発音は日本では猫の鳴き声になりますが、それと関係していますか?
由来というほどバンド名に意味はないんです…。バンド名を何にしようか考えてた時期に、tatsukiがmiaouって言葉を探してきました。そしてその時フランス語の猫の鳴き声だということを知ったんです。それからmiaouっていう文字の並びとか響きがどんどん気に入りはじめました。それに3人とも猫好きだからなおさらmiaouでよいかな〜と思って決めてしまいました。
3. 音楽を製作するとき何を焦点に合わせますか?また、アルバム「Painted」を作るときコンセプトようなものはありましたか?
大きな焦点としては、特に最近はメロディーに比重を置くようにしています。私たちの楽曲の一番大切なものはメロディーだと思ってて、一番自分たちmiaouってものを出せるものがそれだと思います。特に"painted e.p."は今までで一番メロディアスにポップに聴きやすいものにしようと思って作りました。なのでコンセプトは「ポップなもの」でしょうか。
4. 曲を作るとき各メンバーがどんなアイディを持ち合って作りますか?
ブルータスの罪悪感に苦しむです。
ほとんどの曲がtatsukiか私がこういう曲を作りたいというア イデアをスタジオへ持って行きます。tatsukiはかなり完成されたデモを作成して持ってきてくれます。私の場合は頭の中で思い描いたアイデアを持って行きます。それは例えば「泣きのメロがあって、ドラムはズンドコズンドコ激しいもの...」とかいう感じを口頭で伝えるので、かなり抽象的ですのでメンバーに理解してもらうのに時間がかかったりします。最初のアイデア以降はメンバーみんなで各自をのアイデアを持ち出すようにしています。
5. どんな音楽に影響を受けましたか?
影響は毎日色々な音楽から受けてると思います。難しい質問ですね。いつも答えてるのは、sonic youth、tortoise、tristeza、telefon tel avivなんかが影響を受けたアーティストです。
6. 貴方達は、これからバンド に対してどんなプランがありますか?
例えば、ライブ、新しいCD、レコーディングなどまた、貴方達はバンドを通じて何を達成したいですか?
早ければ今年中、もしくは来年早々にも次のアルバムを出したいと思っています。今は曲を作っているところです。達成したいというか、いつも願っているのはmiaouの音楽をもっともっと多くの人に聴いてもらいたいと思っています。日本もそうだし、海外でも。そのために良い音楽を作って、色んなところで良いライブして。それしかないですね。
7. アルバム「Painted」に、他のアーティストのリミックスを入れたのは、今までとは違う心境の変化とかがあったのですか?
もともとはシンプルに5曲くらいでのepにしようと思っていました。でもそんな時にmillimetrikのpascalが「remixしたい。良いアイデアがある」って言ってきたんです。じゃあせっかくだからremixも入れようか〜ってことになって。そうしたらリリースレーベルのThomason Soundsの方から、あと1、2曲remix入れようとって話があって結局3曲に増えたんです。心境の変化ということよりも、単にremixしてくれる良い人たちがいたからって感じですね。
どのように素敵な方法孤独
8. 貴方達は、アルバム製作やライブのときに何を一番心がけていますか?
また、ライブの際、サポートメンバーを加えているのには、何か理由がありますか?
それは、サウンドの拡がりや音に厚みを持たせるためですか?
アルバム制作時は、とにかく自分たちの気持ちよいと思える音色、miaou節のあるメロディーを大事にしています。メンバー3人のバンドってことはほとんど意識せず曲は作ってます。ただライブとなると3人でmiaouの曲を表現することは難しいので、2人メンバーを増やしてプレイしています。
9. 貴方達の音楽が、日本以外の人たちによってどのような聴かれていると感じていますか? また、インストロメンタルバンドということであまり意識をしていないのでしょうか?
インストバンドってことに、そんなに意識はないと思っています。次のアルバムには歌が入るかもしれないし…。ただインストってことで、海外の人にも日本の人と同じように素直に聴いてもらえるのではないかと思います。日本のバンドってことをあまり意識せずに聴いてもらえてるのかなと思います。
10. どうのような形で、below the seaとの共にspritEP作るようになったのですか?
below the seaとのジャパンツアーが決まったときに、せっかくだから一緒にCD作りたいねって話をしていました。幸い両バンドとも曲のストックもあったし。(ただbelow the sea remixはsprit用に新たに作ってもらいました)それにそんな話をしていたらLINUS RECORDSのOsamuが「新しくレーベル始めるからうちから出さないか?」と言ってきてくれたんです。それでもう即決定って感じでしたね。
11. 貴方達は、TRACER AMCやbelow the seaのようなバンドを日本に招待して活発に海外のバンドと交流を持ちライブを行っていますが、今後は、貴方達が海外でライブを行う予定や計画がありますか?
主は方法、いくつかの方法歌詞になります
海外でのライブはずっと前からやりたいと思ってました。私たちが今までに海外からバンドを呼んで一緒にライブしてきたのは、自分たち自身がそのバンドのファンでライブを見たかったというのもあるけど、世界中にはたくさんのインストバンドがいて、日本にもたくさんインストバンドはいるし、熱心なリスナーもいる。海を越えてバンド同士のつながりをもって、ツアーをして、さらに楽しみにしてよろこんでくれる人たちがいる。そういうことが世界中で出来たらなあと思います。でも今度は自分たちが海外へ行きたい。でもなかなか機会がなくてね…。だれかサポートしてくれる人がいたら紹介してください!!(笑)
12. アルバム「Painted e.p.」は、前作よりアンビエント要素が少なくなってきたと思われますが、今後のバンドの方向性を示してい?それとも今回だけ単独のコンセプトなのでしょうか?
"Painted e.p."はepってこともあって、よりポップなものにしたいという思いがありました。だから前作"make these things alright"よりもアンビエント色が薄いって感じるのもわかります。ただ次がどうなるかはまだわかんないです。超アンビエントになるかもしれない…?その時の直感で決まります。(笑)
13. 最近、貴方達はアメリカのDarla Recordsとディストロの契約をしましたが、彼らと契約したことで今後どのように計画をもっていますか?
Darlaとディストロ契約できたのは本当にラッキーだったと思います。なので本当にもっと多くの人にCDを手にとってもらいたいです。それと今はヨーロッパとアジアの方でもディストリビューターを探しているところです。本当に私たちに少しでも興味を持ってくれる人たちが、もっと気軽にCDを手にとってもらうことが出来たらと思います。
14. アルバム「Painted」のリミックスを担当しているEpic45やQuaのようなアーティストは、一部のファンの間で非常に尊敬されていると思いますが、彼らとはどのように知り合いましたか? 今後も彼らと一緒に仕事をしたり、またリミックスを依頼することを考えていますか?
まずQuaは以前に一度同じショウに出演したことがあったんです。その時は話はできなかったんですが。もともと彼の音楽は凄い好きだったし、今回のremixを誰にやってもらおうかって時に、まっさきに彼の名前が頭に浮かんだんです。それで彼にお願いしたら、即OKしてくれて。Epic45ももともと私は大ファンだったんです。でも知り合いではありませんでした。Thomason Soundsのオーナーteruも彼らのファンで、ライセンスの件などですでに彼らと連絡しあってました。たしかteruが言い出した気がします。彼らもお願いしたら即OKしてくれました。今後彼らにまたremixをお願いするかは分かりませんが、彼らは本当に素晴らしいアーティストだから、日本に来た時とか一緒にライブしたいし、今後も何かしらのつながりをもって行きたいと思っています。
15. 貴方達が推薦する日本のアーティストを教えてください。
う〜ん、難しいですね。いっぱい過ぎて…。ポストロックに限っていえばやっぱりtoeですね。彼らの音楽、ライブは本当にいつもプロフェッショナルで尊敬します。あと最近ライブを見て好きになったのが名古屋のICHI。一人でサンプラー、グロッケンシュピール、スティールパン、ヴォーカル、トランペットなどを操るマルチな才人です。
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